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Forest Instructor Association of Japan

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2017年12月 「グリーンウェイブ2017」の実施結果から植樹について考える 

環境省が「国連生物多様性の10年「グリーンウェイブ2017」の実施結果」を発表しました(参考文献1)。そこで、今月は、環境省の発表に記載がある植樹について考えてみたいと思います。

■グリーンウェイブとは?
グリーンウェイブとは世界各地の子どもたちが5月22日の「国際生物多様性の日」を中心に植樹などの活動を通じて生物多様性への理解を深めるキャンペーンです。2007年に始まり、活動が広がる様子を波になぞってグリーンウェイブと表現しています。日本では、環境省、農林水産省、国土交通省及び国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)が関わっています。今年は3月1日から6月15日の期間に、多くの団体の参加・協力のもと、植樹等の様々な活動が行われました(参考文献1)。

■植樹の状況
今年のグリーンウェイブでは約21,700本の植樹が行われ、2011年以降の延べ本数は21万本になるそうです。日本は国土の67%が森林を占め、多くの森林は何らかの形で人々の生活に関わってきたものの、過疎や高齢化などにより継続的な森の手入れ課題となっているなか、このような活動によって、植林が進むことは良いことだと思います。

■植樹において大切なこと
生物多様性をテーマにした植樹は、一般的にナラなどの広葉樹を主に行われます。最近では、気候や標高などを考慮してその地域に合った樹種を植えることの大切さが指摘されています。また、日当たりの良いところに適し成長が比較的早い陽樹を選ぶなどの工夫もみられます。その一方で、次の世代や百年先の森やその周辺の人々の生活も考慮しながら植樹の木を選ぶことも大切です。生物の多様性をはぐくむ森が大切であることは言うまでもないですが、多様なエネルギー源をバランスよく使うことを想定した燃料を得るための森や木材を生産する森なども想定されます。

■まとめ
国土の狭い日本では、皆が昔から森の恵みを賢く使う知恵を持っていました。今回のキャンペーンや植樹の活動を通じて、子供たちから活動に関わる多くの関係者が将来の森のあり方を考えるきっかけになればよいと思います。私たち森林インストラクターは生物多様性に関するプログラムの構築などを推進しています。

参考文献1:環境省報道発表資料「国連生物多様性の10年「グリーンウェイブ2017」の実施結果について(2017年11月17日)」(2017年11月19日閲覧)
http://www.env.go.jp/press/104761.html


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