著者:縄文 剣 発行:碧天舎 \1,000(税別)
本書は樹木や自然の記載はありますが専門情報はほとんどなく、アウトドアとも無縁な本です。樹木医や森林インストラクターの制度ができる1991年に、北海道帯広から九州屋久島まで、キャンプの経験も無い夫婦2人が野宿をしながら4本の足で3,000km110日間を歩ききった静かな旅の記録で、比類のない内容のお薦め本です。
1989年東京農工大学農学部林学科卒業。樹木医、森林インストラクターとして、(有)樹木コンサルタント代表「木の代弁者」をめざす。
(寺嶋嘉春推薦) |
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著者:久保田鷹光 発行:碧天舎 \ 1,000(税別) 『樹木街道を歩く』と同じ出版社から続いて発行されたのは全く偶然。2004年1月の12日間の旅の記録を本にまとめたもの。写真・参考図書豊富。2004年12月に開催された西表島での全国研修会参加者にとって格好の参考資料。石垣島・西表島の入門資料としてお薦めです。
東京学芸大学卒業後32年間小学校に勤務。2002年3月定年を待たず東京都の小学校校長を勇退。森林インストラクター。森林文化教育研究会副会長。
(寺嶋嘉春推薦) |
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著者:幸田文 発行:講談社
160頁 \2,000
幸田文の晩年のエッセイ「崩れ」は、全国各地の大崩壊地を、72歳を超えた作者が、林野庁や建設省の協力により取材した記録をもとにしたもの。
故山中寅文氏等が林野庁を通じて、幸田文の現地取材を実現したものです。その中で作者の工事事務所所長に対する問いかけがあります。『「だいたい、崩れるとか、崩壊とかいうのは、どういうことなんですか」そうねえ、と所長さんはちょっと間をおいて、地質的に弱いところといいましょうかねえ、という。ふしぎなことにこの一言が鎮静剤のように効いて私は落ち着いた。はっきりいえば、弱い、という一語がはっとするほど響いてきた。私は崩壊を欠落、破損、減少、滅亡というような、目で見る表面のことのみ思っていた。弱い、は目に見る表面現象をいっているのではない。地下の深さをいい、なぜ弱いかを指してその成因にまで及ぶ、重厚な意味を含んでいる言葉なのだった。』(原文どおり)
野外活動と土砂災害は背中合わせの状況にあることを認識していただくための、格好の文学書です。
(寺嶋嘉春推薦) |