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Forest Instructor Association of Japan

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2015年8月 お盆やお祭りから日本人の自然観を考える

8月は各地で(新暦の)お盆やお祭りなど地域に根付いた行事が執り行われます。そこで、今月はこれらの行事と日本人の自然観について考えてみたいと思います。

■8月の行事
8月はお盆があり、各地では祭りが盛んに行われます。代表的な祭りには、青森のねぶた祭(8/2-8/7) (参考文献1)、仙台七夕まつり(8/6-8/8) (参考文献2)、徳島の阿波おどり(8/12-8/15)(参考文献3)などがあります。また、送り火としては京都の大文字焼き(8/16)(参考文献4)が有名ですね。

■各行事の共通点
これらの行事に共通して言えることは、神様や先祖をお迎えして、感謝し、お見送りするといった一連の流れにくみこまれた行事であるということです。七夕は神様を向かい入れ、灯籠流しで送り返すという側面もあります(参考文献5)。ねぶた祭りは、七夕の灯籠流しの変形といわれています(参考文献1)。阿波踊りは盆踊りの一つですよね。なお、七夕については本コーナーの2006年7月の記事も参照ください。

■日本の自然観
各行事は昔から、水辺、境内、森の中、など、様々な場所で開かれますが、このことは、様々なところに神様が宿るという、日本独特の自然観と関係しています。ちなみに、七夕は中国の伝説と日本古来の棚機津女(たなばたつめ)(水辺で機を織り神の降臨を待つ)の信仰と習合したもので、水辺が神の送迎の舞台となっています(参考文献5)。川や海の向こうは別世界という考え方や森を信仰の対象とするところに、日本人の自然観が表れていますね。

■まとめ
今月は8月のお盆や祭りについて、日本人の自然観という視点で少し考えてみました。七夕は竹が主役ですし、お盆に必要なお線香はスギが原料です(参考文献6)。身近な木が、重要な役割を演じています。ここにも自然とのつながりがみられます。「水に流す」という言い回しも、このような自然観に関係しそうですね。

参考文献1:青森ねぶた祭実行委員会ホームページ,(2015年7月20日参照)
http://www.nebuta.or.jp/

参考文献2:仙台七夕まつり協賛会ホームページ,(2015年7月20日参照)
http://www.sendaitanabata.com/

参考文献3:徳島県ホームページ「阿波おどり」,(2015年7月20日参照)
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/kankou/awaodori/

参考文献4:京都市観光協会ホームページ「京都五山送り火」,(2015年7月20日参照)
https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/

参考文献5:農林水産省ホームページ「8.行事と食文化」,(2015年7月20日参照)
http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/pdf/08_gyoji.pdf

参考文献6:農林水産省ホームページ「スギ豆知識」,(2015年7月20日参照)
http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/koho/koho_si/pdf/minicolumn_no118.pdf


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