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Forest Instructor Association of Japan

Newsを考察

2016年8月 皆国民の祝日「山の日」 

いよいよ来月の8月11日に「山の日」の祝日がはじまります。このコーナーでは「山の日」について2年前に一度取り上げていますが、再度、文化的視点を加えて考察してみたいと思います。

■祝日「山の日」の意義
「山の日」の意義は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。」とされており(参考文献1)、2年前の記事では、単なる山のぼりなどのレジャーだけでなく、山からの恩恵を感じることができればよいことを指摘しました。

■全国各地で様々なイベントが計画
現在、「自然に親しむ運動」の期間(7月21日~8月20日)に、山の日の関連行事に位置づけられるイベントは全国で87件にもなるとのことで、各地でハイキングや自然動植物の観察会など多くの行事が計画されています(参考資料2)。また、ホテルや地域が連携した取り組みや東京秋葉原など都市部でのイベントなども計画されています(参考資料3、参考資料4)。

■山が私たちに与えた文化的精神的な影響
山は私たちの日々の生活に食材、木材、燃料(炭や薪)、きれいな水、などの物質的な恵みをもたらすことに加え、神が宿るご神木や八百万の神など信仰にも多くの影響を与えています。そこには、私たち人間は自然に対して小さい存在であり、自然に対する畏敬の念や謙虚さがみられます。このような自然と人間との関係をマクロに捉える感覚は、民族間の争いごと、利己主義的な考え方、が見受けられる今こそ、大切な視点なのかもしれません。

■まとめ
「山の日」をきっかけに、山からの恵みに加え、信仰(鎮守の森、お祭りなど)などについても理解が進むと良いですね。ここで大切なことは、山を様々な視点から学ぶ場が定着して継続していくことです。私たち森林インストラクターもそれらの活動に少しでも役に立てばよいと思います。

参考文献1:内閣府ホ-ムページ「「国民の祝日」について」2014年5月25日(2016年7月21日閲覧)
http://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html
参考文献2:下野新聞ホ-ムページ「「山の日」に合わせ催事山盛り 栃木県8件、全国2番目」2016年7月18日(2016年7月21日閲覧)
http://www.shimotsuke.co.jp/category/life/tourism/season/news/20160718/2390255
参考文献3:信毎Webホームページ、「「山の日」で商機つかめ 県内のホテルやメーカー(2016年7月18日)」(2016年7月18日閲覧)
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160714/KT160713BSI090011000.php
参考文献4:マイナビニュースホームページ、「『ヤマノススメ』、「山の日」制定記念イベントを秋葉原で開催(2016年7月12日)」(2016年7月18日閲覧)
http://news.mynavi.jp/news/2016/07/12/284/



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