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Forest Instructor Association of Japan

今月の写真(バックナンバー)

2017年度

                                        
掲載月  タイトル/写真/撮影者 森林の特徴など
10月 「南伊奈ヶ湖の紅葉」 
石原誠(7-0380)
 山梨県 山梨県民の森

『日本森林インストラクター協会選定 日本の森100』(山と渓谷社)より、南アルプスの前衛をなす櫛形山(2052m)の山麓には山梨県民の森の施設として森林科学館や宿泊施設が整備されている。
山地帯の二次林から亜高山帯の原生林まで内地性の植生の垂直分布を観察できる。キャンプ場近くの南伊奈ヶ湖周辺の散策でも豊かな自然を感じることができる。
9月 「千葉県北総台地の先進林業地」 
寺嶋嘉春(3-0025)
 千葉県富里町 スギ高齢林

千葉県の山武市を中心とした北総台地には、江戸時代の18世紀頃から、スギの植林が始まっていました。寒冷で雨量も少ない台地は必ずしもスギの適地ではありませんが、通直で真円の幹、枝が細く、樹冠が小さい、赤い心材が多く艶の出る、良材が生産されます。
写真は、山武市に隣接する富里市のスギ林で胸高直径50〜80cm、年林幅は1〜2mm。樹齢150年から200年の高齢級スギ林です。ここには、このようなスギが300本以上、道路近くの平地にありますが、このような光景は、他では見ることはできません。
 8月  「カラスウリの花とエビガラスズメ」
恒吉正伸(20-2908)
 大阪府

カラスウリの花弁は白色で主に5弁、やや後部に反り返り、縁部が無数の白く細いひも状になって伸び、直径7〜10cm程度の網あるいはレース状に広がります。
花は翌朝、日の出前には萎みます。こうした目立つ花になった理由は、受粉のため夜行性のガを引き寄せるためであると考えられており、ポリネーターは大型のスズメガです。カラスウリの花筒は非常に長く、スズメガ級の長い口吻を持ったガでなければ花の奥の蜜には到達することはできず、結果として送粉できないためであるとされています。
7月 「根曲がりする天然生のヒノキ」
小峰正之(20-2860)
 山梨県河口湖町・鳴沢村 青木ヶ原樹海

『日本の森100』より、青木ヶ原樹海の原生林。およそ1200年前に富士山北西側の寄生火山からの溶岩流は約3000haの区域に、5〜20mの厚さで広がり、長い年月を経て、ツガ、ヒノキ、ヒメコマツ、アカマツ、カラマツ、モミなどの原生林が成立しました。
 6月  「岐阜県の最奥地、天生(あもう)県立自然公園」
寺嶋嘉春(3-0025)
岐阜県飛騨市 奥飛騨高地
 
『日本の森100』より、岐阜県の最奥、飛騨高地の中央部に位置し、10月下旬から6月初旬まで雪に閉ざされます。
300ヘクタールに及ぶブナの原生林が広がり、渓畔林に沿って、カツラの巨木、群生するミズバショウやニリンソウ、サンカヨウの群生地が見られます。
 5月 「火山環境に適応して咲くアカバナヒメイワカガミ」
内野郁夫(13-1185)
 神奈川県箱根町 大涌谷 

『日本の森100』より、神奈川県箱根町の大涌谷は、2900年前の水蒸気爆発でできた崩壊位置です。
今の盛んに噴気をあげており、昨年には、一時立ち入り禁止となりました。神山登山道脇ではアカバナヒメイワカガミは5月の連休頃から咲き始めます。
そのほか、サラザドウダン、ヤマグルマ、地衣類のイオウゴケなどが見られます。
4月
「海上の森に咲くシデコブシ」
佐竹政利(愛知13-1283)
愛知県瀬戸市 海上の森   

『日本の森100』より、愛知万博の原点である「海上の森」。多くの注目を集め、自然への関心を呼び起こした面積約530haの記念の森です。
都市近郊でありながら多様な森が広がり、地域特有のシデコブシなども生育しています。市民との協働で学びと交流の拠点づくりが進められています。
3月
「アカガシの巨木”姥樫”」
芳野光夫(埼玉19-2795)
埼玉県ときがわ町    

1300年前、慈光寺の完工後、土着した工匠にはじまるときがわ町の木材産業は、今にその伝統が伝えられています。森や木々を大切にしてきた町内には、巨木・古木が多くあります。写真は、『日本の森100』に紹介されている、全国的にも最大級のアカガシで、地元では「姥樫(うばがし)」と呼ばれています。
2月
「大文字山火床からの京都市街眺望」
寺嶋嘉春(千葉3-0025)
京都市左京区・山科区    

京都の大文字山を巡る東山コースは、京都一周トレイルのハイライト。京都市内の大パノラマが開けるエリアである。一帯は古来より社寺林であったが、現在は京都の重要な風景林を構成する国有林であり、国や地元をはじめ京都の森林インストラクターも協力して景観保全に努めている。
 1月  「日本一の巨木クロベの森」
相澤孝夫(宮城10-0685)
 宮城県栗原市 栗駒古道(羽後岐街道)    

宮城県栗駒市から秋田県湯沢市を結ぶ栗駒古道(羽後岐街道)は950年の歴史を持つ。沿道は木道が整備された世界谷地、広大なブナ、ミズナラの森、スギ古木、日本一の巨木クロベなど見所が多い。


2016年度

                                        
掲載月  タイトル/写真/撮影者 森林の特徴など
12月
「本州最大規模のドイツトウヒの林」
松浦正憲(新潟12-1010)
新潟県妙高市 妙高山麓県民の森    

ドイツトウヒは、クリスマスツリーとして広く使われているますが、面積約60ヘクタールのドイツトウヒ林が新潟県の妙高山麓県民の森にあります。
ドイツトウヒは寒冷や乾燥の厳しい環境にも強く、明治以降北日本の防雪林や屋敷林として植えられました。妙高の笹ヶ峰では、江戸時代以来開拓がすすめられましたが、厳しい寒冷地で開拓は悉く失敗し、戦後、ドイツトウヒが植栽され、現在は本州最大規模のドイツトウヒの林が見られます。
 11月  「六甲山最高峰のブナ林」
清水貴之(兵庫15-1784)
 神戸市灘区・東灘区・北区 六甲山    

西日本のブナ林は貴重であるが、2014年発行の『日本の森100』では、兵庫県六甲山のブナは、約130本のみ確認されていることが記されている。
江戸時代の寒冷な気候のもとで拡大した太平洋側のブナ林は、気候の温暖化とともに衰退しているが、六甲山の場合は、花崗岩のやせた地質と里山の酷使の影響も考えらる。
10月  「輪生するタマゴタケ」
岡田和久(和歌山6-0249) 
 和歌山県岩出市 県立森林公園根来山げんきの森    

和歌山県岩出市にある根来山げんきの森は、コナラを中心とする里山林で、秋には、タマゴタケも群生する。森林インストラクターなどが案内する観察会のほか多くの市民参加のイベントが行われている。
県立森林公園であるが、行政と市民の協働により公園整備を進め、オープン当初から公園の運営管理は森林ボランティアに任されている。
9月
「南房総の豊かな自然と
歴史ある大学演習林」
寺嶋嘉春(千葉3-0025)
千葉県鴨川市・君津市 東京大学千葉演習林    

千葉県の鴨川市と君津市にまたがる東京大学千葉演習林は日本における大学演習林発祥の地でもある。
演習林の南西側の縁をとおる「関東ふれいあいの道」からは、モミ・ツガの巨木林が見られる。
関東地方の標高200〜300mでツガ林が見られる場所はこの地域一帯の他にない。
8月
「切株更新した立山杉」
寺嶋嘉春(千葉3-0025)
富山県中新川郡立山町 立山美女平    

富山県の立山連峰・室堂から続く溶岩台地の西端に位置する美女平には、ブナの原生林とともに樹齢千年を越える天然スギが林立している。『日本森林インストラクター協会選定 日本の森100』に掲載されている日本を代表する森にふさわしい。
写真は、平成28年度森林インストラクター全国研修(7/23〜7/24)で、数百年前に切株更新した立山杉を説明する、地元のとやま森林インストラクター会の近堂純氏。
7月
「宝永火口内の植生遷移」
大澤能孝(静岡14-1578)
静岡県御殿場市 富士山宝永遊歩道    

『日本の森100』に選定されている8箇所の火山の森の1つ、今から312年前に大噴火した富士山宝永火口周縁には遊歩道が設置されている。ここでは、極限状態の厳しい環境の下で、苔の付着した溶岩に草本類が定着し、しだいに木本類が生育していく植生遷移のダイナミズムを目の当たりにすることができる。
 6月 「ミズバショウの群生地」
 寺嶋嘉春(千葉3-0025)
岐阜県飛騨市 天生(あもう)県立自然公園     

岐阜県内で『日本の森100』に選定されている3箇所の森の一つ、飛騨高地の中央部に位置する天生(あもう)県立自然公園は、一年の半分は雪に閉ざされる。天生峠の南側は人の手がほとんど入っていない原生林に囲まれた高層湿原であり、6月上旬になってようやくミズバショウが咲き始める。
 5月 「奥三河地方の固有種
ホソバシャクナゲ」  
加藤充俊(愛知7-0332)
愛知県新城市 愛知県民の森     

愛知県民の森を含む奥三河地方は、日本列島誕生期の激しい火山活動に由来する特徴ある火山岩を産し、急峻な地形を形成している。4月中旬から咲くこの地方の固有種ホソバシャクナゲは、最も低地に分布するシャクナゲであり常緑樹の下木として生育している。
4月 「クロマツからサクラ類への遷移」
相澤孝夫(宮城10-0685)
宮城県東松島市 宮古島

『日本の森100』に選定されている宮城県東松島市の宮戸島は松島と同様にアカマツとクロマツが主体の景観であったが、松くい虫の被害が進行し、次第に潮風強いオオシマザクラとヤマザクラの交雑種などを主体とする森林景観に変わりつつある。
3月 「落葉期の清和県民の森」
小池英憲(千葉12-1044)
千葉県君津市

『日本の森100』にも選定されている千葉県立清和県民の森は、房総半島中南部小糸川の源流地域にあり、県民の森としては面積3200haの全国有数の規模。標高は200〜300mながら山岳地形を呈する険しい山容。暖帯から中間温帯の豊かな植生が観察できる。
2月 「大万木山冬景色」
津島辰雄(島根9-0620)
島根雲南市・飯石郡飯南町

大万木(おおよろぎ)山(1218m)を擁する島根県県民の森は、中国山地のほぼ中央、広島県との県境に位置する。標高800m以上がブナ帯となり、県内最大のブナ林が広がる。九州や四国で絶滅したツキノワグマが今も生息する。
1月   「白山中居神社林と石徹白」
寺嶋嘉春(千葉3-0025)
 岐阜県郡上市

郡上市石徹白地区は、古来、白山山頂へ至る美濃禅定道のほぼ中間点に位置し、現在、白山連峰南端の登山口になっている。白山中居神社は有史以前からの信仰の場であり、その社叢林はスギとブナが混交する巨木林である。

2015年度

                                      
掲載月  タイトル/写真/撮影者 森林の特徴など
12月 「冬の金剛山の樹氷・霧氷」
冬の金剛山の樹氷・霧氷
齊藤恍三(大阪6-0218)
大阪府南河内郡千早赤阪村

金剛山(1125m)は、大阪府の最高標高点がある。ロープウェイで頂上まで行くことができる。国見城跡から大阪湾が一望でき、雪の冬景色も楽しめる。暖地性植物から温帯の樹木まで多様な植生が見られる。
11月 「秋の明治神宮」 
秋の明治神宮
石井誠治(東京7-0368)
東京都渋谷区

大都会東京の中の神域、ビルの中に浮かぶ緑の島ともいえる、明治神宮の森の造営工事は、100年前の1915年に始まった。この壮大な植栽木の拡がりは、当時の植物学者の予想を超え、今、自然林の様相を呈しつつある。
10月 「錦秋の鎌池」
錦秋の鎌池
村重恵美(長野17-2340)
長野県北安曇郡小谷村

日本海側の豪雪地帯に位置する雨飾山山麓にはブナの原生林が広がり、標高1190mの鎌池に一周約2kmの遊歩道が整備されている。春はユキツバキやツツジ、秋は錦秋の撮影スポットとなる。
9月 「身延山千本杉」
身延山千本杉
寺嶋嘉春(千葉3-0025)
山梨県身延山

1931年東京帝国大学教授嶺一三氏の調査により東洋一の高蓄積林として知られる。
1997年山梨県森林インストラクター会の調査により面積0.93ha、本数176本、平均胸高直径95cm、平均樹高45m、2773立方メートルで現在も成長を続けていることが判明した。
8月 「燧裏林道」
燧裏林道
寺嶋嘉春(千葉3-0025)
福島県南会津郡桧枝岐村

奥尾瀬の傾斜湿原と点在する樹林地を抜ける木道が続く樹林地の樹種は、シラベ、クロベ、ダケカンバ、ブナなどの高木のほか、ナナカマド、サラサドウダン、アキミノイヌツゲ、多くのカエデ類が見られる。

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