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Forest Instructor Association of Japan

Newsを考察

2018年11月 アライグマについて考える 

都心の真ん中の赤坂にアライグマが捕獲されたニュースは記憶に新しいところです。そこで、今月は昨年6月のヌートリアの記事につづき外来生物について考えてみたいと思います。

■都市部にも現れるアライグマ
10月17日の夜に東京・赤坂の繁華街にアライグマが現れ、警察が捕獲する騒ぎがありました。アライグマの東京都内の捕獲数は10年間で10倍に増え、平成28年度はおよそ600頭に上り、ここ数年は東京23区内でも捕獲されているそうです(参考文献1)。

■アライグマとは
アライグマは北アメリカ原産で、日本では1962年に愛知県で確認後、生息場所は自然繁殖により日本全国に広がり、捕食や巣を荒らすなど固有在来生物へ影響を与えてきました。また、狂犬病などの人への感染も危惧され、特定外来生物に指定されています(参考文献2)。

■特定外来生物
特定外来生物は外来生物のうち「特定外来生物被害防止法」で指定され、固有在来生物や生態系に影響を及ぼす可能性がある生物をさします。環境省の一覧表をみますと、リスの仲間やマングースなど見た目がかわいらしい生物も多いですね(参考文献3)。アライグマもペットとして流通したものが野生化しているとされています。飼い主のモラルが問われますね。残飯なども放置も都市部での繁殖増加につながり注意が必要です。

■まとめ
以前このページで姫路城における外来生物のヌートリアの話題を取り上げた際(2017年6月)に参考にした侵入生物データベースによると哺乳類では身近なヤギを条例で放し飼い禁止にするケースがあるそうです(参考文献4)。人間の活動がもたらす自然への影響をきちんと認識する必要性を改めて感じました。

参考文献1:NHK NEWS WEB「東京都内でアライグマの捕獲が急増 10年で10倍近くに(2018年10月18日)」(2018年10月21日閲覧)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181018/k10011676291000.html

参考文献2:環境省ホームページ「特定外来生物の解説-アライグマ」(2018年10月21日閲覧)
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-ho-12.html

参考文献3:環境省ホームページ「特定外来生物一覧」(2018年10月21日閲覧)
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list.html

参考文献4:国立環境研究所「侵入生物データベース」(2018年10月21日閲覧)
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/





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