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Forest Instructor Association of Japan

合格体験記

充実の一ヶ月半

平成29年度合格 神奈川県 米山 美和

1.受験の動機
 2017年(平成29年)は、就職して丸25年となり、改めてこれからの社会人人生をどうしていくべきか考えようと思った年でした。自分に何ができるだろう?自分のやりたいことは何だろう?と様々模索しているとき、森林インストラクターという資格があることを知りました。元々、キャンプやトレッキング等、自然の中での活動は好きでしたので「森林インストラクターという資格に興味を持った」というのが受験してみようと思った動機です。

2.養成講習
 平成29年8月12日〜19日までの8日間、養成講習を受講しました。受講日を検討する際、科目毎に日程が分かれているコースか、一括して受講するコースかを選択することができましたが、自分の性格から間隔が空いてしまうのは向かないと思い、一括して受講するコースを選択しました。ちなみに、恥ずかしながら、このとき初めて受験科目が4科目あることを知りました。
 講習はとても興味深く、高尾山での研修も実際に木々を見、触れることができ、大変為になるものでしたが、学ぶことの範囲の広さに、少し不安を感じたことも正直なところでした。それでも、森林や山の安全等について、今まで知らなかった新しいことを学ぶことはとても楽しかった!仕事に関する勉強をすることとは全く異なり、久しぶりに感じたワクワクするような気持ちで、講師の先生方の言葉を聞き漏らすまいと一生懸命ノートを取りました。これが試験に役に立ったことは間違いないと思っています。事実、高尾山の研修においては先生方の講義の中で、よく似た葉を持つ樹木の違いを説明頂きましたが、これは試験のポイントになりました。

3.勉強方法
 試験まで一ヶ月半、この短期間での勉強方法として、私は徹底的に過去の資格試験問題例集を解きました。平成19年度版から平成28年度版までの10年分が対象です。まず、養成講習のテキストや資料等を見ながら、一通り全問題を解きました。一問毎に調べながら解答するので、かなり時間が掛かりましたが、これによって全体の傾向を掴むことができました。ただし、論述式の問題については解答例を熟読するという方法を取りました。ものすごく時間が掛かるので(笑)。
 10年分の問題例集の解答を一通り終えた後は、さらにもう一度、解答が論述式となるもの以外の問題を解き、不正解のものや覚え難かったものについて、いつでも見返して確認ができるようにノートにまとめていきました。
 論述式の問題については、出題されるテーマがあります。問題例集を読み解いて頂ければお解り頂けると思いますが、いくつかパターンがあるため、解答例を参考にして、これもノートにまとめていきました。科目毎に分け、45個ほどの文章を作成しました。これらのノートは今でも参考になります。この勉強方法が合う方には、参考にして頂ければと思います。こうして、養成講習が終わり試験までは、ほぼ毎日勉強に取り組み、本当に充実した一か月半となりました。

4.試験
 試験当日はかなり緊張しました。なにしろ何年振りかの試験ですので、要領を得ることができるか不安で、かなり余裕をもって会場に向かいました。30分前には会場に入り、試験開始までは自分で作成したノートがお守りです。何度も読み返し、確認した内容を目で追っているだけだったとは思いますが、少し落ち着くことができました。
 試験の解答においては、とにかく白紙では出さないように心掛けました。時間が限られていますので、思ったように文章がまとめられないものもありましたが、なるべく関連するキーワードを盛り込み、持っている知識をすべて記述するくらいの思いで書き込みました。これは、私も過去の体験記を読み、合格した諸先輩方の経験を参考にさせて頂いたことです。

5.合格通知
 「4科目のうち、せめて半分の2科目が合格できれば。いや、1科目でも合格できれば。1科目も受からなかったらどうしよう。。。」結果が来るまでの期間は、何とも落ち着かない日々を過ごしました。しかし、4科目すべて合格との通知を受け取ったときのあの気持ちは、本当に涙が出るほど嬉しく、今でも忘れられない感覚です。
 何が良かったのか、今客観的に思い返してみると、合格できたポイントは以下になるのではないかと思います。
 @徹底的して過去の資格試験問題例集を解いたこと
 A論述式問題および苦手問題をまとめた自分のノートを作成したこと
 B白紙解答を出さなかったこと

6.終わりに
 試験には合格しましたが、森林インストラクターとして森林に興味を持つ様々な方々への普及活動を行っていくためには、自分にはまだまだ勉強することが沢山あると思います。引き続き、私も精進して参りたいと思います。
 この体験記が、これから受験される皆様の参考として少しでもお役に立てればと思います。



森林の面白さや林業の大切さを伝えたい

平成29年度合格 長崎県 都 賢太郎

1.受験の動機
 私が森林インストラクターの資格を取得したいと考えたのは、大学3年生、21歳のときでした。大学のサークル活動として森林教育を小学生に対して行っていた時、子供たちに「自信を持って、教えられるようになりたい」と思い、森林インストラクターを受験することにしました。しかし、当時は就職活動中で公務員試験を受けるための勉強をしていたため、余裕がなく、教材だけ購入して受験しませんでした。そして、大学を卒業して就職した後、改めて森林インストラクターの資格取得に向けて勉強を開始しました。
 そもそも、私が森林に興味を持った理由は、家の近くの森が伐採され、太陽光発電施設に変わったことで、森林を守らなければいけないと考え始めたことがきっかけです。しかし、森林について学ぶうちに、ただ守るのではなく、林業として利用しながら保全していくという「持続可能な森林管理」という言葉に考えさせられ、以後は林業に携わりたいと思い、勉強してきました。そして、林業で課題となっている「担い手不足」を解決したいと思いました。担い手不足の要因の1つとして挙げられることが、「子供たちが森林から離れている」という現実です。私自身も含めて、最近はテレビゲーム等により、外で遊ぶ機会が減り、自然と触れ合う機会も減少しています。そのため、林業の担い手不足だけでなく、木材の普及等に影響が出ているのではないかと懸念しています。そこで、森林教室を行うことで、一般の方々にもっと森林を身近に感じてもらいたい、森林に興味を持ってもらいたいと思い、森林教室を行うようになりました。森林インストラクターは森林の面白さや大切さを楽しみながら教えるスペシャリストであると同時に、林業という産業としての側面からも非常に重要な存在であると感じています。私自身、資格を取得したばかりのひよっこですが、少しでも一般の方々に森林の面白さや林業の大切さ等を伝えていければと思っています。

2.勉強方法
 私は開催されている講座等へは参加できず、すべて独学での勉強でした。その結果、2年をかけてようやく合格することができました。出題される問題は範囲が広いため、十分な勉強時間が必要だと感じました。まず、1年目の勉強については、前年に公務員試験を林学区分で受験していたため、「林業」の科目については難なく勉強することができました。1年目で使用した教材は「森林インストラクター入門」「森林・林業実務必携」「森林・林業白書」「森林インストラクター資格試験問題例集」を使用しました。問題例集を繰り返し解き、わからなかった問題について、他の参考書を読みながら解説をノートに書き写すという勉強法を行っていました。1年目では、「林業」と「安全及び教育」は合格することができましたが、他の2科目は不合格でした。そこで、2年目は「森林インストラクター養成講習テキスト選集改訂第5版」を購入し、問題例集を解きつつ、テキストを読み込むことを中心に勉強しました。テキストの販売促進をしたいわけではありませんが、このテキストは要点がまとめられていて、試験勉強に非常に役に立ちました。出題される内容に焦点を当てて記載されており、1年目にわからなかった問題がわかるようになりました。また、1年目と2年目の誤回答の差は、問題を読んだ時に1年目は何を問われているのかわからない問題がありましたが、2年目は問われている内容や書くべき内容はわかるが、具体的な種名が出てこないといった間違え方に変わっていました。加えて、2年目の勉強として、試験問題は記述式の問題が多いため、400字程度で簡潔に回答をまとめるための練習をしました。書きたいキーワードを起承転結で一行記入し、それぞれに少しずつ肉付けしていくことで、400字程度にする練習をしていました。それにより、記述式の問題も早く回答できたと思います。

3.最後に
 これから森林インストラクターを目指される皆様が1人でも多く試験に合格され、森林インストラクターとして活躍されることを祈っています。私はなんとか森林インストラクターに合格できましたが、知識、経験ともにまだまだ不十分です。試験に合格したことに慢心せず、勉強を続けていきたいと思っています。皆様もどうか、試験に合格することを目標とするのではなく、日々学び、積極的に活動して資格取得後の活躍の幅を広げていただければと思います。この稚拙な合格体験記が、読んでくださる皆様の少しでも助けになればと思っています。試験がんばってください。




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